今朝、月曜日の日放協ラジオ第一「あさいちばん」で、放送大学名誉教授・柏倉康夫先生が、拙訳プルーストについてお話ししてくださつたといふことを、たまたま番組を聴いてゐた明治大学商学部の同僚から教へてもらつた。柏倉康夫先生は、みなさまご存じのやうに、マラルメ研究の第一人者であるだけではなく、アンリ・カルティエ・ブレッソン、マルローや堀口九萬一(大学の父親で、私も大好きな文学者。「遊心録」など)や梶井基次郎その他についてもすぐれたご研究をものされてゐる方である。かねてより、著作にて敬愛申し上げてゐた先生に、拙訳を高く評価して頂いたことは、私の何よりの喜びである。まさに光栄といふほかない。
このやうな場所からではあるけれど、先生に心からの感謝を申し述べたい。