敬愛する翻訳家にして批評家の古屋美登里さんが、拙訳プルースト第一巻について、みごとなご高評をお書き下さいました。Burrn!といふヘヴィ・メタルの専門誌、百三十七ページです。
古屋さんはいつもかうしてご支援をしてくださいます。まづそのことに心より感謝を申し上げたいと思ふしだいですが、もうひとつどうしても書いておかねばならないのは、論をボルヘスから興してプルーストの記憶に及び、最後はプルーストの比類ないユーモアに筆を進めてくださつてゐるといふことで、かう書いて頂いてはじめてプルーストの魅力を知ることになる方も尠くないのではないでせうか。
この場をお借りして、古屋美登里さんに深甚の敬意と感謝を捧げます。