東雅夫さんと加門七海さんが編者としてまとめてくださつた、仮面ライダー響鬼の研究読本「響鬼探究」(国書刊行会)が届きました。お二人の論考は云はずもがな、安藤礼二さんや京極夏彦さんが寄せられた文章がまたすばらしい。わたくしはそれこそ本文に記したやうに、「熱気あふれる会場の隅で、ぼそぼそ独り言を云つ」たに過ぎず、皆様にお読み頂くやうな代物を書いたわけではありませんが、他の方々の論考はさすがに学識にあふれ、勉強になりますし、どうして「響鬼」が面白かつたのかがわかります。このやうな本を出された熱意をどうたたへたらよいかわからぬままに、東雅夫さんと加門七海さんに敬意と感謝を捧げます。かやうな場にわたくしをお誘ひくださり、まことにありがたく存じてをります。心より御礼申し上げます。